珈琲豆にこだわる人が多くなったように感じます。
それを象徴するような質問を頂きました。
【質問】 以前、珈琲専門店で生豆を寝かせて使用しているお店がありました。 このようなお店は初めてで、新しい豆と古い豆でどちらが良いか気になりました。 寝かせた方が美味しくなりますか? |
質問ありがとうございます。
珈琲専門店はニュークロップ(収穫から1年以内の豆)、もしくはカレントクロップ(収穫から1年以内ではあるが次の年の収穫が迫っている時期の豆)を使うことが多いです。
[補足]前年度産の豆をパーストクロップ、更に古いものをオールドクロップと呼びます。
なぜならば・・・
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こちらの記事で紹介したように、珈琲豆の品質は焙煎前でも落ちていくためです。
→高品質な珈琲は生豆から違う?梱包(パッキング)方法にもこだわりが!!
特に珈琲の命ともいえる香りの成分は、時間の経過と共に弱くなっていくのは明らかです。
つまり、個性が失われ、平凡な味わいになるということです。
特にスペシャルティコーヒーのブームにより、珈琲の香味を楽しむ文化が過熱している今は、ニュークロップを使用するのが当たり前といっても過言ではありません。
しかしながら、エイジングコーヒー(焙煎前または焙煎後に暫く豆を寝かした珈琲)という言葉あるように、豆を寝かせることで突出した個性を抑え、バランスが良くなったところで使用するという考えもあります。
事実、ケニア(アフリカエリア)の豆で、当初はフレッシュトマトのように爽やかでベジタブルを感じる香味が、時間の経過(約2~3ヶ月)により、いつの間にかピーチやマスカットのようにフルーティーな香味に変化したことを経験しました。
しかも美味しいっ!!
よって、まとめると以下のようになります。
●ニュークロップ: 豆の個性がハッキリしており香味が強い。フレッシュで美味しい。 ●オールドクロップ: 豆の個性がぼんやりしており香味が弱い。ただし場合によっては、まろやかな味わいになる。 |
最終的にどちらが良いかは消費者が決めることなので、答えはありませんが少なくとも僕はニュークロップ派になります。
曖昧な回答で申し訳ありませんが、今回は以上です。
【追記】
ここまで書いてから気付きましたが、過去記事に類似した内容がありました。
ブログ初めて間もないころの記事のため読みにくい部分(行間、文字サイズは修正済み)もありますが、参考になると思います。
ニュークロップをメチャクチャ推してますね(笑)
それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)
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