アイスコーヒーは作り置き(但し、2~3日で飲みきるのが理想)ができて夏場には大活躍します!!
このような質問を頂きました。
【質問】 暑くなってきたので、アイスコーヒーにチャレンジしています。 抽出方法は色々あると思いますが、僕はドリップしたものを冷やす間接法で実践しています。 しかしながら、出来上がった珈琲は雑味が多いし、心無しか濁っています。 美味しいアイスコーヒーが飲みたいので、コツがあれば教えてください。 |
質問ありがとうございます。
アイスコーヒーの作り方は人によって様々です。
もっともメジャーな方法が直接法ですね。
急冷法とも呼ばれる作り方で、あらかじめサーバーに氷を入れておき、濃い目にドリップする方法です。
※グラスに氷を入れておき、抽出した珈琲を注ぐ人もいます。
そして質問者さんが実践している間接法。
こちらはドリップした珈琲をサーバーごと水(氷をはって冷やしたもの)に付けて間接的に冷やす方法です。
どちらでも美味しいアイスコーヒーが作れます。
しかし、作り方のポイントを抑えないと美味しい、そして見た目が美しいアイスコーヒーにはなりません。
今回は、直接法・間接法でアイスコーヒーを作る時に注意するポイントを説明します。
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ポイントは全部で5つあります!!
◆アイスコーヒーの作り方で注意するポイント◆ ①使用する粉の量を増やす ②粒度を細かく設定する ③湯温を下げる ④抽出速度を遅くする ⑤短時間で冷やす |
ポイントにはあえて加えませんでしたが、しっかりとした深いコクを楽しみたいようであれば深煎りの豆(フルシティ以上)を使用してください。
個人的にはシティローストくらいの豆でも珈琲の個性が楽しめて美味しいと感じています(`・ω・´)b
それでは順番に説明していきます。
①使用する粉の量を増やす |
味の総量を底上げするため、ホットで抽出する時よりも粉の量を増やしましょう。
1.1~1.2倍が目安です。
例えば、ホットで2人前20[g]の豆を使用している場合は、22~24[g]にします。
粉の量を増やさずに味の総量を増やすこともできますが、トレードオフとして雑味・えぐみが増えます。
②粒度を細かく設定する |
通常ホットでは中~中粗挽きに設定しますが、アイスでは中細~中挽きに設定します。
ナイスカットミルを使用している場合はダイヤルを3.0~3.5に設定してください。
※ナイスカットミルって何?って人はこちらをどうぞ。
③湯温を下げる |
これは意識している人が少ないポイントです。
珈琲は高温であればあるほど成分が多く抽出されますが、それに伴って雑味・えぐみも多くなります。
ポイント①で粉の量を増やしていますので、低温でもしっかりとした味の珈琲になります。
80~85[℃]を目安に抽出すると良いでしょう!!
④抽出速度を遅くする |
ホットの時よりも気持ちゆっくりお湯を注ぎます。
抽出完了時間がホットの時よりも、1.1~1.2倍ほど長くなるイメージです。
抽出速度を遅くすると足が遅い苦味・渋味成分や雑味なども排出されるのでは?
と思われるかもしれませんが、安心してください。
そのためにポイント③で湯温を下げているのです。
⑤短時間で冷やす |
直接法は氷で急冷するため、使用する氷の量が極端に少なくなければ、そこまで意識する必要はありません。
しかし、間接法の場合は注意してください。
準備した水がぬるい、冷えきっていないまま冷蔵庫へIN。
といったことをすると珈琲の味だけでなく、見た目にまで影響がでます。
珈琲の中に含まれるクロロゲン酸とカフェインが結合して白く濁ってくるのです。
これはクリームダウン現象といって、紅茶でも発生(紅茶の場合はタンニンとカフェインの結合)する現象です。
面倒かもしれませんが、しっかりと冷やしてから冷蔵庫に保存しましょう。
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あ、ここがダメだったかも(;´∀`)
と思い当たる場所はありましたか?
粉の使用量や粒度などは、自分の好みに合わせて調整してみてくださいね。
それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)
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