前半では浸漬法と透過法の香味の違いを説明しました。
→前半の記事はここをクリック!
後半では抽出中に粉とお湯の間で何が起きているのか説明していきます。
これを読んで頂ければ、なぜ香味に違いが出るのか理解できます!!
抽出原理の把握は美味しい珈琲への第一歩です。
それではどうぞ。
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浸漬法と透過法それぞれで説明するとややこしくなるため、前半の動画で見ていただいた浸漬法ベースに説明します。
浸漬法は珈琲の粉を一定時間お湯に浸しておき、時間になったら粉と珈琲(液体)を分離する方法になります。
ペーパードリップの浸漬法は、ドリッパーの底に穴があるため、少しずつ水位が下がっていき自動で粉と珈琲(液体)が分離します。
この時、珈琲の粉はお湯と接触している間、外に成分を排出します。
更に時間が経過すると残った成分も排出されます。
実はここまでの流れは浸漬法と透過法に大きな差はありません。
香味の差が現れるのはここからです。
これは珈琲に限った話しではありませんが、成分の移動は飽和した時点で止まってしまいます。
つまり、浸漬法のように、、、
「粉に残っている成分 = 珈琲(液体)に排出された成分」となると、濃度が上がらなくなります。
透過法の場合は次から次へと新しいお湯を注ぐので、粉に成分が残っている間は珈琲(液体)に移動し続けます。
故に浸漬法は透過法よりもコクがなく、スッキリした味わいになるのです。
前半に「えっ、逆でしょΣ(゚д゚lll)」と思われた人はスッキリしましたか?
ん?・・・まだ??
同じ浸漬法でも、フレンチプレスで抽出した珈琲はコクがあるけど何故かって?
それは、、、
フレンチプレスは足が遅い成分(コク、苦味、渋味、雑味、えぐみ、など)が排出されるまで、しっかりと浸けているからです。
ペーパードリップの浸漬法は粉が浸かっている時間が短く、前半の成分だけ珈琲(液体)に移動してるのです。
この記事も合わせて読むと「あ、美味しい部分だけ抽出しているのか!!」と納得して頂けると思います。
※ペーパードリップの浸漬法は、透過法よりも粉の使用量が多いことも理解できます。
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いかがでしたか?
抽出原理を把握すると、なぜこのような香味になったのか?
こうすればこういった香味になるかも。
といったことが頭で整理しやすくなりますよね!!
それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)
【おまけ】
おまけとしてカフェインレスコーヒーについても書いておきます。
珈琲のカフェインってどうやって取り除くの?
と思われたことはありませんか?
それは・・・
カフェイン以外の珈琲成分が含まれた水溶性の水に豆を投入して取り除いています。
今回の記事のように、不足している方に成分が移動するわけですねヽ(*´∀`)ノ
とはいえ、これは古い方法のようで、最近は別の方法でカフェインだけ取り除いているのだとか。
時間ができたら調べてみます。
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