サントリー食品が2016年6月28日より、カフェインレスコーヒー「ボス デカフェブラック」を全国のコンビニ、一部店舗にて新発売します。
カフェインレスコーヒーというと「美味しくない、物足りない」っといったイメージが先行していますが、当商品はしっかりとしたコクと香りが楽しめるようです。
日本では流通量が少ないカフェインレスコーヒーですが、これを期にブームが訪れるかもしれませんね。
さて、そんなカフェインレスコーヒーですが、当ブログではすでに先取りして「飲んでみたシリーズ」に登場しています。
▼過去記事はこちら
「カフェインレス コロンビア ブエサコ」&「松屋長春の羽二重餅」を食べてみた
カフェイン除去法についての説明が中途半端であった(ほぼ説明していない)ため、続きを書いていきます。
それではどうぞ( ̄Д ̄)ノ
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ところで、カフェインってどのように取り除くの?と思われる人が多くいるでしょう。
一般的には水抽出法、または溶剤抽出法と呼ばれる手法を用いることが多いです。
ざっくりと図にまとめるとこんな感じです。
①カフェイン以外の成分が含まれた溶液に珈琲豆(生豆)を投入する
②成分の飽和によりカフェインのみ外に排出される
図にするとカフェインだけが移動しているように勘違いするかもしれませんが、現実的には生豆に含まれる成分は無数にありますし、豆によって成分の比率は異なります。
故にカフェインのみ都合良く取り出すことは不可能です。
更に珈琲の成分は液体に溶け出しやすいこともあり、どうしても水抽出法、または溶剤抽出法の工程を経た珈琲は美味しいものから掛け離れてしまいます。
しかし、その問題を解決するカフェイン除去法が存在します。
それが・・・っ!!
超臨界抽出法ですヽ(*´∀`)ノ
超臨界抽出法とは、二酸化炭素の超臨界流体(超臨界CO2)を用いたカフェイン除去法になります。
▼超臨界流体の位置づけ
超臨界流体は”成分を溶かす液体の性質”と”どこにでも一瞬で侵入できる気体の性質”両方を兼ね備えています。 |
液体と気体の性質を兼ね備えた超臨界流体は、珈琲本来の香味は損なわずに、ピンポイントでカフェインのみを取り出します。
気体の性質で忍び込んで、液体の性質で奪うっ!!
そう、忍者のイメージです(笑)
しかも、利用するのが二酸化炭素であるため、安心・安全です。
ただ、1点だけ問題が・・・。
コストが掛かるため、販売価格が高いことです(;゚Д゚)!
それでも「美味しい、更に安心・安全」といったことを考えると超臨界抽出法によるカフェインレスコーヒーは優れていると言えるでしょう。
取り扱い店舗は少ないと思われますが、どこかで見かけたときは試してみてください!!
それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)
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