珈琲の香味は8割が生豆の質で決まるっ!!
と、このブログでは紹介してきました。
▼参考記事
美味しい珈琲の選び方【スペシャルティコーヒーの解説含む】※改版
では、残りの2割はどこに依存しているのでしょうか?
1割は消費者の技量っ!!
つまり、抽出技術によるものです。
そして、もう1割は・・・
ロースト(焙煎)です。
今回は” 同一農園の珈琲豆で浅煎りと深煎りの違い”を確認していきます。
それではどうぞ( ̄Д ̄)ノ
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ローストの違いで変化するポイントは大きく2つあります。
①見た目の違い
②香味の違い
※正確には水分値の違い、成分(カフェインなどの)含有量、豆の強度(堅さ)、など様々な変化があります。しかし、一般消費者では判断できないレベルです。
今回は「東ティモールさん」にご協力頂いて、それぞれの違いを確認していきます。
まずは、ロースト違いの豆を並べて見た目を確認していきます。
左がフルシティ(FullCity)やや深煎り、右がハイ(High)やや浅煎りにしています。
上の写真では伝わりづらいですが、近づくと違いは明らかです。
▼フルシティロースト
▼ハイロースト
フルシティローストは色が濃く、油が滲み出ています。
対して、ハイローストは色が薄く、油が出ていないことが分かります。
これはロースト中に起こるカラメル化、メイラード反応によって色づき方が異なるためです。
・・・えぇ~っと、詳しく説明すると長くなるため、「ローストが進行すると色が濃くなり、油が滲み出てくる」ことだけ伝わっていればOKです(;´∀`)
そして、次に香味の違いです。
が、その前にこちらをご覧ください。
※写真は過去記事の使い回し
実は豆の見た目にも違いはありましたが、よく見ると抽出後の水色にも違いが現れます。
浅煎りの豆は紅茶のような色合いになり、深煎りになるにつれて珈琲らしい(?)色合いになります。
白色のカップであれば違いが明確になるため、興味があれば試してみてください。
それでは、香味の違いを実際に飲んでみて確認していきます。
以下、感想。
[ハイロースト]
●酸が明確で軽やかな飲み口。
●透明感があり、爽やかな印象。
[フルシティロースト]
●華やかな印象はあるが酸がやや弱く、甘みが強い。
●ボディが力強く、飲みごたえがある。
すごーーーく、簡単に言うと、
「浅煎り(ハイロースト)=酸味があり苦味が少ない」
「深煎り(フルシティロースト)=酸味が少なく苦味がある」
って感じです(汗)
今回は東ティモールで検証しましたが、生産国や品種、また精製方法などによっても焙煎後の印象は大きく異なるでしょう。
取りあえず、確認してみて分かったことは、ローストが違うことで・・・
全く別の飲み物になるっ!!
ってことです。
最近は、農園違いの飲み比べをオススメする珈琲屋が増えている印象ですが、ローストの違いも楽しいです。
機会があれば試してみてください。
それでは、良い珈琲ライフを(‘∀`)
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