珈琲豆の形状は大きく分類すると二種類になります。
一つは半球形のフラットビーン(平豆)。
そして、もう一つは球形のピーベリー(丸豆)です。
通常、コーヒーチェリーは一つの果実に対して二つの種子が入っています。
種子が重なり合うことで半球形の豆(フラットビーン)ができるのです。
しかし、数パーセントの割合(2~10%程度)で種子の片方が発育不良になる場合があります。
するとどうでしょう?残った一つは阻害されずに成長できるため、丸みを帯びた形状(ピーベリー)になります。
一般的に販売されている豆はこの二種類になります。
しかし、よく観察してみると歪な形状の豆が混入している場合があります。
▼それがこちら。
はい、貝殻豆です。
中央に大きなへこみがあり、中身がない様子が貝殻に似ていることからそう呼ばれています。
じつはこの豆、多くの珈琲屋では意図的にハンドピックで取り除きます。
理由は肉薄であるため火の通りが早く、焙煎中に焦げてしまうためです。
日本では邪魔者扱いされているということです。
しかーーーし、この貝殻豆だけを集めて高級品として扱っている国もあります。
それが・・・
イエメンですっ!!
これは僕の推測ですが、イエメンは焙煎技術が日本ほど発達していないため、火が通りやすい方が貴重と思われています。
過去記事でも紹介しましたが、香味に大きな違いはありませんからね。
▼過去記事はこちら
焙煎しやすい豆の方が高級ってことなのでしょう。
因みに、貝殻豆の大元はエレファントビーン(象豆)と呼ばれる巨大な豆になります。
発育が良く大きく実ったコーヒーチェリーは、図のように豆が二重構造になる場合があります。
そして、精製や焙煎の途中に内側の豆だけポロっとハズれます。
これにより中身がない(貝殻状の)豆ができあがります。
▼ビーチに落ちてても馴染む~(笑)
それと理由は分かりませんが、アフリカエリアの豆は貝殻豆の混入率が高いです。
それだけ集めて飲んでみるのも面白いかもしれませんね。
それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)
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