美味しい珈琲をさらに美味しく!!
ここでは珈琲のブレンドの作り方について解説していきます。
さっそくですが、ビーンズショップ及び珈琲専門店にはなぜブレンドが存在するのでしょうか?
カフェや喫茶店でもオリジナルブレンドを見かけますよね?
ストレート(産地や農園、品種などが単一のもの)だけでいいのでは?
と、思ったことはありませんか?
はい、別に問題ありません!!
しかし、強力な2つのメリットがあるため、多くのお店ではブレンドを取り入れているのです。
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[ブレンドのメリット]
①安定した香味を維持することができる
これでもかと言うくらい説明していますが、珈琲は農作物です。
勿論、自然災害により不作の時期もありますし、品質が低い時期もあります。
ストレートだけではこれらイレギュラーな事態に対応できません。
しかしながら、ブレンドすることで狙った香味に近づけることができるのです。
例えば、メキシコのA農園の豆をブレンドに使用していたとしましょう。
だが、A農園の豆は今年に限って不作!!といった事態が発生したとします。
ストレートであれば諦めるしかありませんよね?
では、ブレンドではどうでしょうか?
別にA農園に固執しなくてもいいんですね。
近隣のB農園に香味の近い豆があればそれを使用すればいいわけですし、
メキシコ全体がダメなら標高が似ていて近くの国、例えばホンジュラスなんかでも構いません。
このようにトータルで見たときに、狙った香味になれば良いので、珈琲豆の産地や農園、品種の違いなどに依存しないのです。
②新しい香味を創り出すことができる
ブレンドは色の世界に似ている部分があります。
青と赤を掛け合わせて紫を創り出す。
黄と赤を掛け合わせて橙を創り出す。
ブレンドの世界も一緒です。
AとBを掛け合わせてCを創り出す。
DとEを掛け合わせてFを創り出す。
プリンターのインクって何色もありませんよね?
でも様々な色が印刷されますよね?
このように、ブレンドも掛け合わせることで無限に新しい香味を創り出すことができるのです。
ストレートでは出すことができなかった立体感や奥行きを自由に加えることができるのです。
いかがですか?非常に強力なメリットだと思いませんか?
ただメリットばかりでデメリットもあるんでしょ(‘A`)
と思いますよね?
それが・・・無いんです(笑)
は言い過ぎですが、デメリットがほぼ無いことは事実です。
あるとすれば以下の2つです。
[ブレンドのデメリット]
①ストレートより手間がかかる
ブレンドにはプレミックス(生豆の状態でブレンド)とアフターミックス(焙煎後にブレンド)の2種類があります。
プレミックスであれば手間は掛かりませんが、豆の大きさや硬さなどにバラつきがあると煎りムラが発生します。
また、一定の香味しか創り出すことができません。
アフターミックスの場合はブレンドに必要な豆を全て焙煎したあとに、それぞれ配合比率を計算してブレンドする。
といった手間が掛かります。
ストレートのように焙煎したらすぐ販売!!
とは、いかないのです。
②知識が不足していると香味が安定しない
メリットの部分で紹介したようにブレンドの力で香味を安定させることは可能です。
しかしながら、珈琲豆の持つ個性(キャラクター)を把握していないと、
想像した香味と掛け離れることがあります。
例に挙げた色の世界でも、適当に混ぜて狙った色にはなりませんよね?
しっかりと珈琲全般について理解して、初めて狙ったブレンドができるのです。
強力なメリットと比較したらデメリットと言えないレベルですよね?
と、ここまでゴチャゴチャと説明しましたが、ブレンドの凄さは伝わりましたか?
ブレンドとは珈琲の世界において極めて重要な技術なのです。
それでは知識がない珈琲初心者の人はブレンドができないΣ(゚д゚lll)
と思われますよね?
それが・・・・出来るんです(笑)
なぜならば、ブレンドには種類があるからです。
[ブレンドの種類]
①プロのブレンド
顧客のニーズ、市場の動きを把握して求められるブレンドを創りあげることが重要です。
また、香味を安定させるために生豆の知識、焙煎の知識などが必要です。
ブレンドする豆も生産性が高いものをベースとしたり、収穫時期が異なるものを少しずつ配合したりして、常時店頭に並べておく必要があります。
購入するたびに香味がバラバラではお客様の信用を失いますよね?
つまり、プロのブレンドは新しい香味を創造するよりも安定感が重要になってくるのです。
②アマチュア(趣味)のブレンド
新しい香味を創りあげることに特化しています。
別にブレンドで失敗しても誰も文句はいいません。
世界に一つだけのオンリーワンブレンドを創りあげることが可能です。
兎に角チャレンジっ!!それがアマチュアのブレンドです。
このようにブレンドとは、豆さえ準備すればどなたでも出来ます(‘∀`)
しかしながら、少しでも狙った香味に近づくと嬉しいものです。
では、ここからはブレンドの作り方について説明していきますね!!
と言いたいところでしたが、長くなってきたので次回にします。
まずは手元に珈琲豆があるようでしたら、2種類でいいのでブレンドしてみてください。
いつもと違う香味になる!!
それを体験したうえでブレンドを行うとより楽しめるはずです(・∀・)
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