珈琲の知識

ブレンドの作り方【後半】

ブレンドの作り方の後半です。

前半ではブレンドのメリット・デメリット、ブレンドの種類についてを説明しました。

▼前半の記事はこちら

ブレンドの作り方【前半】

後半ではブレンドのルールブレンドのコツを説明します。 

ブレンドを覚えることで珈琲の世界が格段と広がります。

是非、オンリーワンブレンドを創りあげてみてください(‘∀`) 

それでは、さっそく説明していきます。 

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[ブレンドのルール]

ブレンドの世界は基本的には自由です。

厳守するルールはありませんが、覚えておくと良いでしょう。

 

①ブレンドする豆は3~5種類にする

使用する豆の種類が増えれば増えるほど香味が複雑になります。

個性がケンカをして、香味が不安定になることもあります。

特に制約はありませんので何種類でもブレンドしても構いませんが、

豆に関する知識が不足していると同じ味は二度と再現できないでしょう。

2種類でも立体感や奥行きが出てきますが、オススメは3種類、または4種類です。

 

②ロースト(焙煎度合い)の違いは2段階までにする

珈琲のローストは最も浅煎り(ライトロースト)から深煎り(イタリアンロースト)の8段階に別れています。

※ローストについては、別の記事で紹介しますね。

ローストの段階が近ければ近いほど、まとまりのある香味になりやすいです。

こちらも制約はありませんので、色々チャレンジしてみると良いでしょう。

 

参考までに3段階離れている豆を紹介しておきますね。

↓↓↓↓↓↓

左:フレンチロースト(7段階目)、右:ハイロースト(4段階目)

02

 

③産地・精製方法・品種の異なる豆をブレンドする

最も多いのが産地の異なる豆をブレンドしたものでしょう。

しかし、同じ産地でも農園違い、同じ農園でも精製方法や品種の違い、など

珈琲豆は多種多様にあります。

枠にとらわれずに色々と試してみましょう!!

 

④生豆の状態で30%以上且つメインで含まれていないと「○○(生産国)ブレンド」と名乗れない

これはプロのブレンドに特化した話しです。個人で楽しむぶんには気にしないでOKです。

基本的には生豆の状態で30%以上且つメインで含まれていないとブレンドに生産国名を付けることができません。

例えば「コロンビア40%、ジャマイカ(ブルーマウンテン)30%、グアテマラ20%、ブラジル10%」の配合のブレンドであれば、

「コロンビアブレンド」と名乗ることはできますが、「ブルーマウンテンブレンド」と名乗ることはできません。

また、リキッドコーヒーの場合は割合が少し増えて、51%以上含まれていないといけません。

 

これらのルールに従って豆をブレンドすればオンリーワンブレンドの完成です。

でも、どうやってイメージした香味に近づけるのか? 

ということで、次からブレンドのコツを説明していきます。

 

[ブレンドのコツ]

コツは2つだけです。

これを覚えておくだけでスムーズにブレンドができます(´▽`)

 

①ストーリーを考えてイメージを絞り込む

えっΣ(゚д゚;)

ストーリー??どういうこと??

と思われましたか?

例えば、冬期限定で「クリスマスブレンド」を作るとします。

このとき漠然と豆を混ぜていてもイメージのブレンドにはなりません。

そこでクリスマスから色々なものを連想していくのです。

例1)

クリスマス → パーティー → 食後のデザート → ケーキ → ショートケーキ → イチゴ → 甘酸っぱい

例2)

クリスマス → プレゼント → 焼き菓子 → クッキーやマフィン → ほんのり甘い

 

同じクリスマスでも様々なストーリーがありますよね?

サンタのおじさんが登場してもいいですし、今年はのんびり自宅で映画、なんてストーリーでもいいです。

例1の場合はパーティーを経由してショートケーキにたどり着きました。

これがガトーショコラ、チーズケーキなんかでもいいですね。 

とにかくストーリーを考えてイメージを絞り込むことが重要です。 

ここまでたどり着けば、絞り込んだイメージに合うブレンドを作っていくだけです。

例1なら甘酸っぱいものに合うブレンド、例2ならほんのり甘みがある食べ物に合うブレンドにする。

と言った具合です。

 

②豆の特徴をカテゴリー別に分類してブレンドする

豆の特徴を適当に分類して、各カテゴリーをベースにブレンドする方法です。

例えばインドネシアはバターのように滑らかな舌触りでまったりとしている、それでいてパッションフルーツのような複雑な酸がある。

これは「濃厚で個性が強い豆(カテゴリーA)」だな。

といった具合に分類しましょう。

同様に、好きなように分類していきます。

「ボディがしっかりとしていてコクがある(カテゴリーB)」・・・コロンビア、パプアニューギニア

「華やかな酸がある(カテゴリーC)」・・・グアテマラ、コスタリカ

「生産性が高くて入手しやすい(カテゴリーD)」・・・ブラジル

「生産性が低くて入手困難(カテゴリーE)」・・・パナマ

「酸と苦味のバランスが絶妙(カテゴリーF)」・・・タンザニア

※あまり分類すると後から困るので、4~5個くらいが良いです。

これら分類したものを一つのカテゴリーとして、それをベースにブレンドしていきます。

テーマが「濃厚だけど華やかな感じ」だったとします。

ここで各カテゴリーを思い出しましょう。

濃厚なカテゴリーがありましたよね?

そう、カテゴリーAですね。

それではカテゴリーAをベースに華やかさを加えていきましょう。

華やかなのはカテゴリーCでしたね。

さらに安定をはかるために、生産性の高いカテゴリーDも加えましょう。

インドネシア5 : グアテマラ3 : ブラジル2

こんな感じで良さそうですね。

あとは実際に飲んでみて納得の味になればブレンドは完成です。

豆の個性を把握する必要があるため、少し難易度が高いブレンドのコツですが、マスターすればいくらでも応用が効きます。 

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どうでしょうか?考えながらブレンドするのって楽しくないですか?

自分のイメージ通りの味になると更に楽しいですよ(‘∀`)

ブレンドの世界は奥が深く、終わりがありません。 

豆を2、3種類準備する必要はありますが、色々とチャレンジして、オンリーワンのオリジナルブレンドを作ってみてください!!

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