珈琲の知識

コーヒードームは何故できる?

新鮮な豆にお湯を注ぐと豆がモコモコと膨らみますよね?

この膨らんでいる状態を「コーヒードーム」と呼びます。

ここではコーヒードームが何故できるのか?について解説していきます。

— Sponsored Link —

ドリッパーに粉をセットして、いざドリップ!!

dome01

するとどうでしょう。

豆がモコモコと膨らんできませんか?

dome02

更にお湯を注ぐと、中心から泡がブクブクと現れます。

dome03

この泡が珈琲の灰汁(アク)であり、一般的には雑味のもととなり美味しくないと言われています。

しかし、個人的には思ったよりも影響が少ないと感じています。

※実際に灰汁が落ちきるまで待って飲んでみましたが大きな影響はありませんでした。

よほど神経質でない場合は「灰汁が落ちきる前に抽出を完了したほうが理想」程度で覚えておけばOKです。

ではコーヒードームや灰汁は何に起因してできるのでしょうか?

膨らむということは、何かしらの気体が発生しているのは間違いなさそうですね。

少し考えてみましょう。

 

・・・・・。

 

・・・。

 

わかりましたか?

 

答えはCO2(二酸化炭素)です。

珈琲豆は焙煎直後からどんどんCO2を排出しているのです。

つまり「コーヒードームは新鮮な豆でないと発生しない現象である!!」と言うことです。

これは豆選びのポイントとしても使えそうですね。

是非、ドリップ時のコーヒードームの有無についても確認してみてください。 

[注]粗挽きの豆でゆっくりとお湯を注ぐ(点滴抽出で注ぐ)、湯の温度が低い、など条件によっては発生しにくいこともありますので、必ずしも「膨らまない=豆が古い」とはなりませんのでお気を付けください。

それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)

ランキング参加中!

応援クリックよろしくお願いします!!

↓↓↓↓↓↓

にほんブログ村 グルメブログ コーヒーへ

関連記事

  1. 珈琲の知識

    貝殻豆は高級品?しかも正体は象?

    珈琲豆の形状は大きく分類すると二種類になります。一つは半球形のフラット…

  2. 珈琲の知識

    自分好みの珈琲豆を判別する方法【焙煎度編】

    珈琲は生産国、農園、品種、精製方法など、様々な条件で香味が異なります。…

  3. 珈琲の知識

    珈琲が現在の飲み方にステップアップするまでの過程

    今でこそ当たり前のように飲んでいる珈琲ですが、いきなり現在の飲み方にな…

  4. 珈琲の知識

    「ビジャ・サルチ」 珈琲の品種と特徴

    日本人は品種を意識して商品を選択します。僕も代表的なその一人です(笑)…

  5. 珈琲の知識

    ロースト(焙煎)による香味の違い

    そもそも珈琲の焙煎が始まったのは15世紀頃と言われています。18世紀頃…

  6. 珈琲の知識

    イエローハニーとホワイトハニーコーヒーの比較

    数年前からコーヒーマーケットで注目を浴びているコスタリカのハニープロセ…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

おすすめ記事

  1. 珈琲の知識

    珈琲にまつわるベートーヴェンの奇妙なこだわり【雑記】
  2. 珈琲の知識

    高品質な豆を見極める方法・・・求める香味を明確に!!
  3. 雑記

    珈琲の世界は球体です【2015年最後の記事】
  4. 実践記事

    「エルサルバドル シベリア農園 パカマラ」を飲んでみた
  5. 実践記事

    「タンザニア ブラックバーン農園」を飲んでみた
PAGE TOP