「 ペーパードリップの抽出時は、一投目のお湯を注いでから少し蒸らしましょう!」
そのように本で読んだり、教えてもらったことはありませんか?
では、なぜ蒸らしているのですか?
この問いに答えられる人は少ないです。
ここでは珈琲を蒸らす理由、味の安定に繋がる理由を説明します。
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珈琲は焙煎することでガスを吐き出します。
ガスの正体は二酸化炭素です。
二酸化炭素は常時排出されているのですが、お湯を注ぐことで排出量が増加します。
極端に表現しましたが、イメージとしては下図右側のようになります。
これにより、珈琲が全体的に上に押し上げられて半円形に膨らみます。
ドーム状に膨れ上がることから、通称コーヒードームとも呼ばれています。
では、このまま一投目直後に二投目のお湯を注ぎ始めるとどうなるのでしょうか?
そうなんです、お湯が粉に接することなく通り抜けてしまいます。
これでは薄い珈琲になってしまいますね。
ここで「蒸らし」の登場です!!
二酸化炭素の排出はお湯を注いでから約30秒程で落ち着きます。
すると上図右側のように、全体的にお湯が回るようになり、珈琲の成分を均一に抽出することができます。
つまり、味の安定に繋がるのです。
いかがでしたか?
普段なんとなく蒸らしてから抽出していた人も、蒸らしの重要性を理解していただけたのではないでしょうか。
因みに、二酸化炭素の排出量は浅煎りほど少なく、深煎りほど多くなります。
また、気温や湿度、湯温などによっても排出量は変化します。
一概に蒸らしは30秒と決めつけるのではなく、豆の動きを見て時間を調整してみてください。
それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)
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