あけましておめでとうございます。
本日よりブログ更新を再開致しますので宜しくお願いします。
さっそくですが、このような質問を頂きましたので回答していきます。
【質問】 はじめまして! いつも珈琲極意を楽しく拝見させていただいてます。 質問させてほしいのですが、最近手網を使ってカセットコンロで自家焙煎を趣味でしています。 コロンビアの生豆を使っているのですが、焼きあがった豆でコーヒーを入れても泡立ちが弱くコーヒードームがあまり膨らみません。 また、味も少し薄い様に感じます。 これはなにか原因があるのでしょうか? 教えていただければ嬉しく思います。 |
質問ありがとうございます。
手網焙煎はシンプルゆえに奥が深い焙煎方法です。
業務用焙煎機と異なり、アナログ要素が多いため失敗も多々あります。
質問者さんは、焼きあがった豆の「コーヒードームの膨らみが悪い」、「味が薄い」ということですね。
手網焙煎は条件や手順によっても焼き上がりに差が生じるため、完璧な回答は難しいですが、焼き上がりを簡単にチェックする方法はございます。
万が一、このチェックに引っ掛かるようでしたら、焙煎手順を見直す必要があります。
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焼き上がりを簡単にチェックする方法 |
手網焙煎で最も多い失敗は・・・「生焼け」ですっ!!
生焼けとは、表面はしっかりと焼けているのに、中まで火が通っていない状態です。
この状態で珈琲を抽出すると、コーヒードームは膨らまず、少し青臭い香味になりがちです。
そのため、焙煎後には必ず焼き上がりをチェックします。
手順は簡単っ!!
半分に割るだけです( ̄Д ̄)ノ
この時、豆の中心部が薄い茶色、表面が濃い茶色になっている(グラデーションになっている)と中まで火が通っていない証拠となります。
上の写真のように、全体が同じ色になっているかチェックしてください。
手網焙煎で注意するポイント |
手網に限らず、焙煎全般において注意するポイントは「水分抜き」です。
この工程をおろそかにすると、均一に火が通らずに美味しい珈琲になりません。
手網焙煎の場合は火力が弱いため、最低でも「6~8分間(※)」は水分抜きに徹底したほうが良いです。
※豆の堅さ、厚み、水分値によって、水分の抜け方は異なるため目安程度にしてください。
栽培環境や品種によっても異なりますが、質問者さんは、堅い豆が多いと言われるコロンビアを使用しているため、水分が抜けきっていない可能性が高いです。
コロンビアが難しいようでしたら、まずは難易度が低めの「ジャマイカ」、「ドミニカ」あたりの肉薄の豆を使用するか、均一に火が通りやすいピーベリー(丸い豆)を選択すると良いかもしれません。
回答は以上です。
それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)
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