日本のスターバックスは2013年で1000店舗を突破しており、昨年(2015年)最後の土地、鳥取県にも進出したことで見事全国制覇に成功しました。
日本では店舗ができる、できないだけでもお祭り騒ぎであったにも関わらず、2016年1月12日にスターバックスがとんでもない事を発表しました。
それが・・・
「中国で今年(2016年)500店舗の開店を目指す!!」
といった内容です。
この記事では、
●中国スターバックスの客層
●中国市場拡大によるコーヒーマーケットの影響
●これからのコーヒーマーケット
について、考察を加えながら説明していきます。
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中国スターバックスの客層 |
中国のスターバックスは 2015年時点で約2000店舗を展開しています。
それだけ利用者が多いということです。
・・・が、詳細を調べてみると利用者は一部の富裕層のみ。
なぜか??
単純に価格が高いからですΣ(゚д゚lll)
メニューによって価格差はありますが、日本よりも物価や人件費が安いはずなのに、価格は日本の1.2~1.5倍ほどあります。
感覚的には人気メニューの”キャラメルマキアート“トールサイズで、
「1杯 1,000円でーす(`・ω・´)キリッ」
と言った感じです。
こんなボッタクリで流行るわけないだろ(;´Д`)
と思われるかもしれませんが、売上は右肩上がり。
民族性や文化の違いでしょう、少なくとも中国では受け入れられています。
批判の声も多数あるみたいですけど((((;゚Д゚))))
では、中国スターバックスが拡大することで、日本のコーヒーマーケットにはどのような影響があるのでしょうか?
次から考察を加えながら説明していきます。
中国市場拡大によるコーヒーマーケットの影響 |
スターバックスはアレンジドリンクも充実していますが、やはり高品質な豆を使用した珈琲も売り(アピールポイント)の1つです。
お茶の文化が発達している中国ですが、スターバックスの影響により徐々に珈琲へとシフトする人も現れています。
するとどうでしょう?
単純に需要が増えますよね?
需要が増えるということは、原材料の高騰に直結します。
昨年、牛丼チェーンが一斉に値上げしたことは覚えていますか?
これは、米国の干ばつにより、牛肉供給率が低下したことも大きな要因ではありますが、中国にも関係しています。
中国の平均所得が増加(※経済的に好調)したことにより、これまで牛肉を食べなかった人達が好んで牛肉を求めるようになったのです!!
では珈琲はどうでしょうか?
同じですよね(;´Д`)
珈琲は農作物、かつ栽培エリアに制限(赤道より北緯・南緯25度の場所しか栽培できない)があります。
供給率が大幅にアップするとは考えられません。
つまり、日本のコーヒーマーケットにおいても価格の高騰は避けて通れないということです。
これからのコーヒーマーケット |
大手コーヒーチェーンの進出、コンビニコーヒーの流行、カフェ・ビーンズショップの増加など、日本のコーヒーマーケットも年々拡大しています。
それに加えて、中国の参入っ!!
更には円安の影響っ!!
もはや、珈琲の価格は高騰することしか考えられません。
しかし、高品質な豆(ハイエンドスペシャルティグレード、所謂トップオブトップ)で勝負しているお店には有利な状況です。
なぜならば・・・
そもそもライバルが少ないためです( ̄Д ̄)ノ
もちろん、価格は上昇すると思われますが、中間層のライバル多数の中で戦うよりは遥かに価格の上昇が緩やかであると予想できます。
では、中間層のライバルが上に登ってきたら?
と思われるかもしれませんが、簡単には上の領域には踏み込ません!!
高品質な豆を取り扱っている店舗の多くは、各農園とパートナーシップを築いて、信頼関係の下で取引をしています。
パッと飛び込んだところで、相手にされないケースが多いのです。
つまり、これからのコーヒーマーケットでは、武器(個性やサービス)が少ない個人経営店、戦略の練り込みが不足している企業は淘汰されていく傾向にあると推測できます。
2016年も珈琲から目が離せませんね。
僕も頑張らねば・・・(切実)
それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)
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