珈琲の香味を明確に伝える手段として、フルーツの香味に置き換えることがあります。
珈琲には700種類以上の香味成分が含まれており、苦い、甘い、酸っぱい、などぼんやした表現だけではお伝えできないためです。
では、本当に珈琲はフルーツの味がするのでしょうか?
正直に申しますと・・・
— Sponsored Link —
「フルーツの味ではありませんっヽ(´Д`;)ノ」
珈琲豆は(さくらんぼのような)フルーツの種子になります。
そのため、焙煎した豆からもフルーティーな香りがするのは事実です。
しかし、フルーツの味か?と言われると話しは別です。
やはり、珈琲は珈琲であって、フルーツの味とは別物です。
そのため珈琲の表現方法を誤解して、違和感を持つ人が多くいます。
(ここからは僕の持論になりますので、軽い気持ちで読んでいただけると助かります。)
考え方はそれぞれだと思いますが、僕は以下の2点に気を配って珈琲をフルーツで表現します。
●香りの系統
フルーツは他の食べ物と比べて香りの種類が豊富です。
柔らかい香り、爽やかな香り、刺激的な香り、甘い香り、など様々です。
同様に、珈琲も粉にしたとき(フレグランス)、お湯を注いだとき(アロマ)に様々な香りを放ちます。
そこで、フルーツで例えるとするならばどの系統か?といったところに着目して表現します。
※細分化しすぎると表現に困るため、以下の系統をベースにします。
・柑橘系
・葡萄系
・リンゴ系
・メロン系
・トロピカルフルーツ系
・ベリー系
・核果
・ドライフルーツ
●舌で感じる味覚の強度
具体的に数値化していませんが、酸味、甘味、苦味を5段階ほど(5が強く、1が弱い)に分類してフルーツが持つ味覚の強度を考えます。
例えばレモンであれば「酸味5、甘味1、苦味3」、ピーチであれば「酸味2、甘味4、苦味2」といった感じです。(数字は適当です)
これを珈琲の酸味、甘味、苦味の強度と比較して表現します。
※どうしても、ピンポイントでフルーツを絞り込めないときは、香りの系統で紹介した項目でざっくりと表現することもあります。
ex)柑橘系の綺麗な酸味、トロピカルフルーツの複雑な甘味、ドライフルーツの柔らかい(自然な)甘味、など。
— Sponsored Link —
ということで、(少なくとも僕は)フルーツの味そのものではなくて、もっと根本的な「香りの系統」、「舌で感じる味覚の強度」といったところを表現しているのです。
珈琲の中にはフルーツがこっそりと隠れているくらいの感覚で捉えてもらえると「フルーツの味がしなーーいっ!!」といった誤解がなくなるのではないでしょか?
それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)
ランキング参加中!
応援クリックよろしくお願いします!!
↓↓↓↓↓↓
この記事へのコメントはありません。