珈琲ができるまでの工程において、どこか一つでも不備があると高品質なものは完成しません。
今回は重要度及び難易度が高い割には、あまり注目されていない『ピッキング(収穫工程)』の部分に触れてみます。
工程の大まかな流れはこちらの記事を参考にしてください。
→高品質な珈琲は生豆から違う?梱包(パッキング)方法にもこだわりが!!
それでは参ります!!
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珈琲は収穫時期に突入すると、コーヒーチェリー(サクランボのような真っ赤な実)をピッキング(摘む)します。
この時、具体的なタイミングは農園によって異なりますが、基本的には完熟と呼ばれる状態でピッキングします。
[補足]ごく稀に完熟を通り越して熟度が激高の状態、つまり果実の糖度が極限まで昇華した状態で収穫することもありますが、栽培難易度が高く、非効率であるため、実行している農園は少ないです。
つまり、チェリーが赤くなったらピッキング!!
簡単にいうとこれだけです。
正直なところ、誰でもできそうですよね?
・・・・・。
・・・。
(´・ω・`)フゥ・・・
しかし、簡単にできないのです。
なぜか?
ピッキングに不慣れな人ではチェリーが熟しているか判断できないためです。
チェリーを摘む人達をピッカーと呼びます。
高度なピッキング技術を持ったピッカーは色差能力に優れています。
つまり、グラデーションの帯域を明確に捉えているため、熟度のバラつきが少ないピッキングを可能としています。
例)下図のように決められた熟度だけ選択的に収穫する。
「熟度が均一 = 香味が均一」と想像できますよね?
これにより、香味のバラつきが減少され、クリーン(香味が明確)なカップとなるのです。
では、最後にゲームをやってみましょう(笑)
※クリックで拡大可能↓↓↓
コーヒーの木に沢山のチェリーが実っていると想像してください。
この中から画像の点線で囲まれた色のチェリーを探してください。
全部で何個あるか分かりますか?
制限時間は10秒です。
それではスタート!!
残り5秒。
3・・・2・・・1。
そこまで!!
全部で7箇所にチェリーが隠れていましたね(*´∀`*)
これは、遊びで作っただけですが、実際には何千、何万ものチェリーの中からピッキングするのです。
ウォー○ーもビックリの難易度ですよね(笑)
ということで、なかなかスマートにお伝えできませんでしたが、高品質な豆を生産する農園ではピッカーの高い技術と絶え間ない努力に支えられて品質を維持しているということです!!
【補足】
コーヒーチェリーの熟度は色だけでは判断できません。
今回の記事は色に特化して説明したものになります。
それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)
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