一般的にレギュラーコーヒーとして飲まれることが多いアラビカ種は、高温多湿をきらい、さらには直射日光もNG、5℃以下の低温が続くとダメージを受けるなど、非常にデリケートな品種です。
他にも土壌であったり地形、標高など様々な条件が一致しないと栽培できません。
逆にインスタントコーヒーや缶コーヒーに使用されることが多いロブスタ種は、もともと耐久性が強く、成長が早い品種であるため、必要最低限の栽培条件が整っていれば栽培可能です。
標高を例に具体的な数値を挙げると、
アラビカ種は標高1000~2000mの高地。
ロブスタ種は標高1000m以下の低地。
で栽培できます。
※土壌・地形・雨量などによっても異なりますので目安程度で受け止めてください。
では、この標高が珈琲にどのような影響を与えるのか説明します。
こちらは特徴を表にまとめたものです。
※クリックで拡大可能
高産地で栽培された珈琲は、低産地の珈琲と比較して「酸味・渋味・コク」が強い傾向にあるといえます。
つまり、味の総量が多いということです。
では、なぜ味の総量が多くなるのでしょうか?
夏場に登山を経験した人なら想像できるかもしれませんが、標高が高ければ高いほど気温が低く(冷涼な環境に)なりますよね?
珈琲の実は気温が低く涼しい場所ほど、ゆっくりと時間をかけて熟していきます。
旨味がギュッと凝縮されれていくイメージですね。
そのため高産地の珈琲は味の総量が増えるのです。
ところで、ここまでの話しだと高産地の珈琲は良いことしかないように思えますよね。
しかしながら、若干のデメリットもあります。
一つ目は価格が高い!!
劣悪な環境であればあるほど農園側も苦労しますよね?
時には崖のような場所でも栽培します。
これは、栽培に掛かる労力からすると仕方がないことです。
そして二つ目は豆が硬い!!
・・・・・。
へっ(゜∀。)?
デメリットなの?と思われましたか?
えぇ~、これがデメリットですなんです。
焙煎する人間にとっては・・・ですけど(;゚Д゚)!
豆が硬いものほど火が均一に入りにくいため、焙煎の難易度が上がるのです。
とはいえ、焙煎機の性能も上がっていますので、大きなデメリットともいえませんね。
はい・・・ということで、デメリットは以上ですっ(`・ω・´)
最近では標高まで表示してある(または聞けば教えてくれる)珈琲専門店や喫茶店も増えてきています。
一度、標高まで意識して珈琲を楽しんでみてはいかがでしょうか?
それでは、良い珈琲ライフを(‘∀`)
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