沸騰したての熱湯でドリップしていませんか?
ここでは抽出温度による味の違いについてを解説していきます。
以前、ドリップ前に抑えておくべきポイントでも紹介しましたが、珈琲の抽出温度は90℃前後が理想的です。
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沸騰したての100℃でもいけないし、ぬるくなった80℃のお湯でもダメです。
では、なぜ90℃前後のお湯が良いのでしょうか?
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それは、お湯の温度で酸味成分・苦味成分の溶けだし方が異なるからです。
基本的には高温ほど成分が短時間で出てきます(足が速くなる)。
逆に低温だと長時間かけて出てきます(足が遅くなる)。
さらに酸味成分はもともと足が速く、抽出温度にかかわらず2~3分もあれば殆ど珈琲に溶け出します。
例えると「ランニングしてる人」です。
対して苦味成分は足が遅く、ゆっくりと時間をかけて珈琲に溶け出します。
例えると「ウォーキングしてる人」です。
では、ここで「お湯の温度による成分の出方」、「酸味・苦味成分の特徴」をもう一度整理してみましょう。
・・・・・。
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もうお分かりですよね?
お湯の温度が高くなると、全体の足が速くなります。
つまり、苦味成分も「ウォーキング→ランニング」になります。
そのためコーヒー全体の味の総量が増え、苦味成分が多く入ったコーヒーになります。
少し説明が複雑になってしまいましたが、これらの成分の出方を考慮すると90℃前後が最も酸味・苦味のバランスがとれた珈琲になるのです。
お湯の温度は毎回チェックするのは大変ですが、珈琲の味を左右する重要な要素の一つです。
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