開業

開業するには6W2Hを書き出すべし!お店のコンセプトは決まっていますか?

カフェ・ビーンズショップの開業を目指す人が増加しています。

しかし、ただ漠然と開業しても失敗に終わることがほとんどです。

事実、個人事業主の約4割が1年目に廃業、2年目には半数、3年以上生き残っているお店は3割程度と言われています。

このような厳しい現実の中で1%でも生存率を高くする方法がございます。

それが「6W2H」です。

今回はこれから開業を目指す人、すでに開業(経営)している人に向けた記事になります。

※開業を目指す人と出会う機会が増えたことと、自分自身の振り返りも込めて記事にします。

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忠告しておきます!!

この記事を参考にしても成功するわけではありません。

(人によって成功のレベルは違いますが・・・)

しかし、生存率が高くなる可能性があります。

なぜならば、キーワードとして出てきた「6W2H」

これはお店のコンセプトに直結するからです。

カフェ・ビーンズショップを開業する人の8割以上は前職が会社員であるようです。

そこで思い出してみてください。

務めていた、務めている会社には企業のコンセプト(方針または理念)がありませんか?

ありますよね?

これにより、社員の目指すべき方向が決まり、効率的な行動に結びつくのです。

[注]もちろん、コンセプトが浸透していないと意味がありません。

それと同じように、アナタ自身もコンセプトを具現化して開業を目指す必要があります。

例え1人で開業するとしても、ここが漠然としていると軸がぶれて廃業へと突き進みます。

既に開業後の人も、振り返りも込めて実践してみましょう。

①Why(なぜ開業したい)?

開業の目的を明確にします。

ここがコンセプトの核になるといってもいいです。

例)美味しい珈琲を広めるため、おもてなしで世界を変えたいため、など

 

②What(何を提供する)?

食べ物、サービス、空間、何をメインで提供するか考えます。

例)自家焙煎珈琲、ソファでくつろげる空間、独自のサービスなど

 

③Where(どこで出店する)?

実店舗を構える、移動式にする、インターネットによる仮想(実体がない)店舗にするなど、出店場所を決めます。

エリアや立地によって客層、人の動きのある時間帯が変わってきます。

例)駅前、住宅街、オフィス街、海や山、公園付近、インターネット

 

④When(いつから)?

開業前であればオープン時期もここで考えます。

開業後は営業時間を検討します。

 

⑤Whom(ターゲットはどうする)?

男性、女性、ファミリー、カップル、おひとりさま、学生、会社員など、誰に来てもらいたいか考えます。

 

⑥Who(誰とやる)?

一人で始めるのか?スタッフを使う予定はあるのか?

ここでお店の規模が決まってきます。

人数が少なければ少ないほど、出来ることの幅は狭くなりますが、考えがまとまりやすいというメリットもあります。

 

⑦How to(どのようなお店を目指すのか)?

他店との差別化、自分の個性をどのようにお店に反映させるか考えます。

開業の目的を達成するための行動指針になる部分です。

 

⑧How much(必要な資金は)?

開業前であれば備品、運転資金含め、必要な資金を算出します。

開業後はより具体的に必要経費を算出します。

これにより価格設定も決まってきます。

以上「6W2H」を明確にすることで、おのずとコンセプトが具現化できます。

船で例えるとコンセプトは羅針盤そのものです。

羅針盤が壊れていては船は目的地に向かって進めません。

船長(経営者)はクルー(従業員)に明確な指示が出せません。

クルーも自発的に動けません。

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ですから、難しく考えずにまずは書き出してみてください。

頭で考えるだけではダメですよ!!

手を動かして形に残すことが重要なのです。

経営において失敗0など有り得ません。

迷ったときは書き出したメモを見て振り返ってみましょう。

因みに、この作業は遅ければ遅いほど不利になるのでお早めにどうぞ。

迷った船を軌道修正するのは大変ですからね。

それでは良い珈琲ライフを(‘∀`)

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コメント

  1. 茶谷さんはじめまして、mongomeといいます。

    ブログ参考になりました!
    私も現在は会社員で「いつかカフェを開きたい」と思いながら日々コーヒーの勉強をしています。やはり何事もコンセプトが大切ですよね。

    • mongomeさん
      はじめまして、コメントありがとございます。
      繁盛しているお店(店内、メニュー、接客など)を観察すると勉強になりますよ。
      コンセプトがハッキリしているお店は「お、ここに力を入れてるな」と肌で感じることができます。
      カフェの中でもコーヒーに力を入れるようでしたら、コーヒーの知識は基盤(今回の記事で例えると船体の柱)となりますので頑張って強化してください。
      立派な船と羅針盤があれば、いつか必ずワンピースをゲットできます!!
      僕はまだイーストブルーを出発したばかりですが。
      あっ・・・うっかり、アニメネタすみません(笑)
      また、よろしくお願いします。

  2. 茶谷さん

    アドバイスありがとうございます!
    そうですよね、これからもコツコツとコーヒーの勉強を続けていこうと思います。

    これからもよろしくお願いします。

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